のんびりいこう

甲子園で優勝投手となり、早稲田大学へ進学して、いよいよ今年、ドラフトの対象となる斎藤祐樹選手ですが、ヤクルト、ロッテ、日ハム、ソフトバンクの4球団による抽選の結果、日本ハムが当たりくじを引き、交渉権を獲得しました。

今年のドラフトではもっとも注目を集めた斎藤佑樹選手でしたが、日ハムに入団すれば、ダルビッシュ選手、中田選手に続くスター選手の誕生となるのは間違いなさそうで、北海道では早くも歓迎ムード一色に染まっています。

今年のドラフトは大学生の選手に逸材が集中していることで話題となっていました。早稲田からは、斎藤選手のほかにも大石達也選手が６球団から指名された結果、西武が交渉権を獲得しました。同じく早稲田の福井優也投手も広島が１位で指名し、史上初めて、同一チームから３投手が１位指名を受けています。

日ハムの藤井社長はくじを引いた際、開くのに手間取って、ドラフトを見守る関係者とファンをやきもきさせましたが、当たりを確認した際には勢いよく右手を突き上げました。「すごい選手が来てくれる。北海道のファンに喜んでもらえますね」とコメントし、２００７年に高校生ドラフトで中田翔を引き当てた神通力の健在ぶりを思わせました。

ハンカチ王子の色にゲンを担ぎ、青のネクタイを締めて出席した梨田監督も「中田の時もそうだったけど、来年のキャンプが大変やろうね。ドキドキするしワクワクするし、会うのが照れくさいよ」と興奮の面持ちでコメントしています。

日ハムのエース・ダルビッシュ選手もツイッターで「斎藤君か。盛り上がるね」と歓迎のツイートを寄せています。

日ハムに入団が正式に決定すれば、当然ながら高校時代のライバルとして有名な楽天の田中選手との投げ合いに注目が集まるのは確実ですし、プロのマウンドでも再びハンカチを用意して汗を拭うのか、この辺りにも注目が集まりそうです。



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